

現在私たち会社員の男性は、スーツジャケットを着て仕事をする人ならほとんどの人がネクタイをしてますね。
付けるのに慣れていない初めの頃は、締め方が難しく歯がゆい経験された方がけっこういらっしゃると思います。
さて、このネクタイの由来というのはいくつかありますが、今回は2つ紹介いたします。まず、
①『ネクタイは、元々シャツのボタンを隠すためのものだった』という説。
これは最初に広まったイギリスでは、ボタンのついたシャツは下着に近いもので、ボタン部分を見せるのは恥ずかしいことでした。それなので、ネクタイをしてボタンが見えないように隠していました。
ベストなども元々はボタンを隠すために着てたそうです。
次に
②『昔の兵隊さんの首飾りだった』説。
調べると、この言い伝えが圧倒的に多いです。
まず、「ネクタイ」というのは英語ですが、フランス語など他のヨーロッパの言葉では「クラバット」と呼ぶのが一般的です。
そのクラバットの始まりというのは、17世紀のフランスの王様、ルイ14世が広めたという話があります。
説によれば、ネクタイの元はクロアチアの兵隊で、クロアチアでは、夫や恋人が軍隊に入るときに、女性は相手の無事を祈るため、スカーフのような布の飾りを送る習慣がありました。
フランスを訪れたクロアチア軍を見たルイ14世は、その首の布に興味を持ち、側にいた家来に聞きました。
「あれは何だ?」
「あれはクラバット(クロアチア兵)でございます。」
それが次第に広まり定着し、現在のネクタイの形になったのは19世紀のイギリスで、競馬場に集まる紳士の間で流行ったものでした。
元は「大切な人の無事を祈るお守り」ということだったんですね。
ちなみに日本で初めてネクタイをつけたのは、ジョン万次郎だったそうです。
みなさんも大切な友人にネクタイ、及びシャツをプレゼントされてみてはいかがでしょう!