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スーツの「アンボタンマナー」知ってますか?

スーツのボタンの留め方、アンボタンマナー

ジャケットの一番下のボタンを留めている方をときどき見かけますが、一番下のボタンは飾りです。

 

男性の場合、上着やベストの「一番下」のボタンは留めないという「アンボタンマナー」があります。

2つボタン、3つボタンにかかわらず、一番下のボタンは留めてはいけません!

一番下のボタンは「飾りボタン」と呼ばれ、留めないのが正式なスーツスタイルのルールです。

スーツのアンボタンマナー
アンボタンマナー ボタンの付け方

そもそも、ボタンを留めない理由として一番下のボタンを留めてしまうと前スソの美しいラインが台無しになって、生地に皺が寄ってしまう為です。

 

一番下のボタンは留めないのが前提で、写真で分かるように上のボタンより外側に付けられています。

 

留めると当然スソが寄ってしまい、ストライプの線も寄ってカッコ悪いものになってしまいます。

 

一番下のボタンはあくまでもデザイン上のアクセサリーと覚えてください。


同じような理由で座った時はジャケットのボタンを外すのがマナーです。ボタンを留めたままですと、皺が寄って見た目が悪くなります。「座った時はボタンを外し、立ち上がった時にさりげなくボタンを留める。」、スーツスタイルのマナーを知っている人ならではの仕草です。

 

ベストのボタンも同じで、一番下のボタンは留めません。

 

ちなみに、ダブルスーツはシングルスーツと違い、座っている時もボタンは外しません。

重なり合う部分が大きいため、ダブルスーツのボタンを外したままにしておくと、だらしなく見えてしまうためです。

それでは、なぜ留めない一番下のボタンが有るか?

 

色々と調べると、1920年代頃までのスーツは一番下のボタンを閉じて着用することは普通の様です。ただし、現代のスーツと違いフロントボタンの位置が全体に高く、一番下のボタンを留めても窮屈にならないため、一番下を留めても問題が無いデザインでした。

その後、釦の位置が低くなり座ったときなど窮屈で動作に支障がでるため、ボタンを外すことが多くなり一番下のボタンは留めなくなりましたが、デザイン上は残って今に至ったようです。

 

スーツノアンボタンマナー ジョン・F・ケネディ

現在ではボタンを全部留めるのはNGなのですが、ボタンを全部留める流行は過去1960年代頃にはよく見られた着こなし方です。

アメリカの第35代大統領ジョン・F・ケネディ(1917~1963年)が2つボタンのスーツのボタンを全部留める着こなしを好んだのは有名です。

一説によると、スーツを着た場合に一番下のボタンを留めないと、激しい演説でのアクションや歩いている時にお腹からシャツが見えるのを嫌ったということで、一番下のボタンを留めるのを前提にオーダースーツを仕立てていたという事です。

ちなみに、映画「マトリックス」のエージェント・スミスも全部留めでしたね。

 

例外が幾つかあります。

 

1.就活時のリクルートスーツ

面接官が「座った時にボタンは外すマナー」を知らなかった時、ボタンを外した姿が生意気に思われる事が有り、アンケートによると【約7割の面接官は、着席時にスーツのボタンをはずした学生に対して「生意気」と感じる】という事らしいです。

一番下のボタンを留めていて「まだ学生なので、スーツのマナーを知らないんだな。」と思われても、生意気な印象を与えるよりは良いと思います。

 

2.女性のスーツ

女性の場合は、ジャケットのボタンは全部留めます。基本的に男性より着丈が短いので一番下のボタンを留めないとお腹が出てしまうし、留めても皺が寄らないデザインもあります。ただ、メンズライクに着丈を長めにして、お尻が隠れるぐらいの長さなら外すのもありかと思います。

 

 

基本はいかにスーツ姿が美しく見えるか!

それを考えれば自ずと答えは見えてくると思います。